1つ目は、競売よりも高い価格で売却できることです。
競売にかけられると、売却価格が市場価格の6割から7割に下がってしまいます。
それに対して、任意売却の場合は、市場価格の8割から9割の価格で不動産を売却できます。
市場価格に近い価格で売却できるのは、最大のメリットと言えるでしょう。
高値で売却できれば、住宅ローンの返済に充てられる金額が増え、ローン残債の返済の負担を減らせるでしょう。
2つ目は、ローン残債の分割払いができる可能性があることです。
競売にかけられると、ローン残債の一括返済を要求されます。
しかし、任意売却の場合は市場価格に近い価格で売却できることから、金融機関との話し合いによって、ローン残債の分割払いに対応してもらえることがあります。
3つ目は、引っ越しにかかる費用を売却代金から出してもらえる可能性があることです。
任意売却にかかる引っ越し費用や税金、仲介手数料などは、金融機関が売却代金から出してくれる場合があります。
そのため、自己資金が少ない場合でも、手続きを進めやすいです。
以下より、任意売却のデメリットについて紹介します。
いわゆる「ブラックリスト」に掲載されることを指します。
これには、住宅ローンを3か月以上滞納すると登録されます。
任意売却は、住宅ローンの滞納が前提となりますので、ブラックリスト入りは防げません。
信用情報期間に登録されると、5年~10年間はクレジットカードの作成や金融機関からの借入ができなくなります。
そのため、任意売却ができる期限内に買主を見つけられなかった場合、強制的に競売にかけられてしまいます。
3つ目は、金融機関や連帯保証人の同意が必要であることです。
任意売却をするには、金融機関の許可を得る必要があります。
また、連帯保証人の同意も必要になるため、事前の話し合いをする必要があります。
査定額がローン残債の下回る場合は、債権者からの許可を得られない場合があるので、注意してください。